みなさんこんばんは。
WP XACT PRO 8950 TRAXリアショックとXACTPRO7548フロントフォークのリバルビングを行いました。ベースセットはKTM350SXFです。普段はモトクロスコース走行がメインですがウッズやガレ場等も何でも楽しんでいるお客様です。ダンパーセットとスプリング、またフロントフォーク油面をソフト方向にセットして、現状でも満足なフィーリングを得られています。今回はシム調整で更に柔らかくセットしてダンパー調整に幅を作りたいということでご依頼いただきました。フロントフォークのセットはまずは無難にこのフォークのEXCF用のデータをセットしました。
CORNバルブベースのスプリング交換とリバルビング、そしてプレッシャースプリングを交換します。プレッシャースプリングの交換はまずまず難易度が高い気がします。WPフォークでは過去に痛い目を何度か見て来ましたが同じ匂いがしました。笑
定期メンテナンスも兼ねましたので、オイルシール交換とインナーチューブ研磨を行いました。比較的良い条件で走行されていると思いますが、インナーチューブの痛みが多く感じました。
リアショックの作業です。新品時にあらかじめセッティング用のシムキットが同梱されています。親切な対応で嬉しいですね。
リアショックはXCF系のセッティングデータが有りませんので、125SXと250SXの軽量車両のデータを参考にしました。自分のオリジナルセットとまではいきませんが、少し工夫しました。TOPアウトスプリング部分の構造美にうっとり、な印象です。
定期メンテナンスとしてはブラッダーのヘタリが目立ちました。おおよそ半年の使用ですが、ガス圧が2BAR程低下してブラッダーの変形が有りました。新品交換を行い窒素ガス圧を正規に合わせ完成です。
次回走行がとても楽しみですね。上手く作業出来ている筈ですが、不具合等有りましたら何でもご相談ください。いつもご用命をいただき、誠にありがとうございます。