謹んで震災のお見舞いを申し上げます。
この度の東日本大震災の被害にあわれたみなさまに、
心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。
250SXF、あらためてなのですが今年はこのマシンを使っています。
これまでは125のSX、EXCと小排気量の2サイクルをチョイスしてきました。過去に4サイクルの250は、07モデルのEXCFに一年間乗っていたことがあります(現行のSXF、EXCFの初年度のモデルです)。その時のモデルとくらべて大して進化していないようで実は随分進化しているのか、11のSXFは毎回毎回乗るたびにとっても良いマシンだと感じます。
去年の11月頃から乗り始めたのですが、当初は125からの乗り換えなので僕的には少し重たく感じたり、少し振られたときの挙動が怖かったりしていたのですが、ようやく慣れてきました。いい加減体が慣れてきたというのが一番の原因なのですが、付随して乗り終えるたびに来週はああしよう、こうしようといろいろ試してきた事があります。KTMの4サイクルを乗りやすくするためのアイテムなのですが、参考にしていただける物があれば良いかなあ、と思います。
前回の続きなのですが、スリッパークラッチです。マシンを購入した時から使おうと考えていたのが写真のSTMです。その前にKTMオプションパーツのスリッパーも使う機会があったのですが、それよりも性能は良いと思いました。
KTMの純正はアクセルオンのとき、何故かグニュってトルクが逃げてしまうような感じが有りました。クラッチが滑ってるのかな?とスプリングのテンションを掛けてみたりするとダイレクト感は出てくるのですが、何だかバチンとつながる時と、そうでもない時があって性能が安定しなかったように思いました(まあ僕はそう思っただけですので、組み方や、調整の仕方があったりするのかもしれません)。
箱を写してどーすんだよ、って話になってしまうのですが、ちょっと忙しくバタバタ作業していたら組み付けの写真を撮り忘れました。本当はこんなふうにかっこ良く組みつけてあります。イタリアのメーカーですので、一つ一つのパーツの仕上げが良くできていて、ビジュアル的にも大変満足(カバーをかぶせたら見えないのですが)です。
スケノブさんのチョイスしたヒンソンも良さそうですよね。これも興味深いですよね。
このパーツを取り付ける狙いなのですが、エンジンブレーキを掛かり難くするのが一番の目的です。全体的に影響してくるのですが、ギアを落した瞬間やパーシャルの間などにエンジントルクがスムーズにタイヤに伝わっているようにっていうのが狙いなんです。車体が2サイクルより重たいですからエンジンブレーキは当然利いてくれた方が良いのですが、効き過ぎっていうのはタイヤがロックしてエンストしたりギャップで跳ねられたりといった嫌な挙動につながります。スリッパークラッチは見事にその辺りを改善してくれます。
現状はまだ取り付けただけなのですが、セッティング次第で効き方も調整できますので、今度の狙いはテールスライドがし易い方向へのセットアップまでやってみたいと思います。
いろいろ他メーカーのモデルにも乗る機会があるのですが、特にKTMはエンブレが気になります、僕は。CRFとかあとフサベルはスムーズなんですよね。
ちなみにTMの250には純正でSTMが入っていました。ゴージャスですよねー。
そして付随してなのですが、内圧コントロールバルブです。岡本さんのブログを見ていて、これだよこれこれとピンと来たんですね。KTMでは690シリーズや、990シリーズなんかで普通に使われていますので、手っ取り早くすぐにオーダーしました。岡本さんがおっしゃっているように、エンジンブレーキの角が更に取れました。
本来はスリッパーがもう少し効く様にと作業を予定していたのですが、取り付けたばかりだし、何だかめんどくさいなー(笑)と考えていた矢先に突然ラクチンなアイテムが現れた感じでしたね。これも車両によっていろいろ違ってくると思うのですが、予定していたスリッパーの調整は暫く延期でいいや、と言うくらいフィーリング良かったです。
最初からこれを使っていたら??なのですが、スリッパーをつけていない同じ車両に乗ってるABさんに試していただこうかと。。
フューエルフィルタースクリーンなのですが、本当はこういったパーツが一番重要だったりするんですよね。これはタムレーシングさんで取り扱っている商品です。
フューエルポンプってタンク内に有るのですが、これがゴミや異物で結構故障するらしいです。フューエルインジェクターもゴミの詰まりでエンジンが不調になります。FIに変わってからはキャブレターの時より更にエアクリーナーの管理も慎重になりますし、とにかく埃には注意しています。
絶対取り付けたいパーツです。
ユーザーセッティングツールを使ってマップの書き換えをしてみました。この車両を購入した理由はこの作業をしたかったっていうのが一番の理由です。
パソコンを使っての作業です。多分知ってる人は沢山いるんでしょうけど、古代文明から突然現代にやってきたみたいなキャブレターしか知らない自分でしたのでかなり抵抗はあったのですが、木村さんとかこの手の作業に滅法強いお客さんに助けられて、まぁ僕はセットしてもらって乗るだけみたいな…最初はそんな状況でした。
けど、やってみるとフィーリングがめちゃくちゃ変わってすごく面白いんですよ。テストコースは、狙いすましてクロスパーク勝沼でした。最初に行ったのは2月だったのですが、ここのコースの冬季期間はまあ半端じゃなく滑るんですよね。
以前は営業していなかったと思うのですが、今はコースオーナー様の好意でほぼ毎週のように営業しています。全面凍ってるっていうか、オーナーが氷の上に更に水をまいて凍らせているのか、とにかくオーナーさんの人格がここまで現れたコースも珍しいですよね(笑)。関東のエンデューロライダーは一回行ってみるといいですよ。練習になりますよー、冬季の勝沼は。とっても良い経験が出来ます。
USTには最初から何パターンかデータが入っています。アグレッシブ1.2やソフト1.2とか。排気量にも分かれていて基本データになるものがありますので下手に最初にいろんな事をしなくて済みます。この辺はキャブレーションと一緒ですよね、ベースセッティングがしっかりしている車両というのは、その後のセットも簡単です。
当然このコンディションですので、試してみたのはソフト2っていうデータでした。点火時期と燃調がそれぞれ変更されています。燃調は濃い目に、点火時期は遅くですね。
まずはノーマルから乗ってみて、相変わらず噛まないエンジンを体感した後変更しました。劇的に噛むようになりましたし、当然開けられる様にもなって、上手く走れたので面白かったですねー。
これって点火か燃料かどちらが効いてるのかなーと、それぞれノーマルに戻してから片方だけ書き換えて走行してみたのですが、トラクションするしないっていうのは点火時期の調整が大きかったみたいでした。燃調はライダーのエンジンフィーリングの好みで変化させると面白いのかな?という僕なりの感想です。
ですのでその後点火時期は遅らせたまま、燃料は薄めにといったセットにしてこの日は終えたのですが、最終的にこれだけの作業でも満足できましたね。コースコンディションによってセットは限りなくありますし、ライダーの好みも出ます。キリが無いですけど、無くてはならないアイテムですよね。一回一回乗らないと解りませんので、良い練習にもなりますし、セッティング感覚も身につくと思います。今後はとにかくいろいろなセッティングで乗ってみて、試してみてといったことになるんでしょうね。
サスペンションはこれまでで、大体良いフィーリングがつかめてきました。自分なりにはほとんどOKで、現在は確認の作業を行っています。フォークは再度オイルを交換するのと、油面を調整して再度乗ってみる予定です。
ショックは良いデータが出来ました。これもフォークと同様で、現在はそれを確認する為に再度STDに戻しています。次回その出来上がったデータにしてみて、前後のバランスを見るという作業になるのですが…エンジンも含めて、このバイクはやらねばならぬ事が満載ですね。
忘れてはならないのが定期メンテナンスです、次回はこの辺りをお伝え出来たらなんて考えています。