月別アーカイブ: 2018年4月

4/28(土)

みなさんこんにちは。

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明日は中日本エンデューロ選手権/いなべ大会にスタッフとして参加します。ライダーの皆さんが良いレースが出来るよう働きたいと思います。レース参加の皆さん頑張って下さい。よろしくお願いいたします。

今週もお疲れ様でした。お問い合わせをいただきましたお客さま、ありがとうございました。

すでにGWに入っているかたも多いと思います。お店は5/2(水)まで通常営業を行っています。5/3から5/6までお休みをいただきます。よろしくお願いいたします。

それではみなさん、良い休日を。

 

ハスクバーナFE250/15モデル.サスペンションローダウン加工。

みなさんこんばんは。

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ハスクバーナFE250/15モデルのサスペンションローダウン加工を行いました。山遊びを中心に楽しまれているお客さまです。より足付き性能が求められる険しいルートが多いようです。KTM純正オプションにある50MMには至らない40MMローダウンという事で話がまとまりました。少しでもサスペンションストロークは有った方が良いという結論でした。

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フロントフォークはWP/4CSタイプ、リアショックはリンケージ付きのWPモノショックです。KTMのPDSショックとは異なりますが、それぞれ良い面があるのだと思います。FE250と250EXCF、なかなか機会が無いのですが、二台を同時にじっくりと幅広くテストしてみたいと、よく考えます。。

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フロントフォークスプリング製作に時間がかかってしまい、大変お待たせしてしまいました。ご不便をお掛けいたしました。その後の走行フィーリングに問題は無いでしょうか。遠方よりお仕事のご用命をいただき、誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

YAMAHA.WR250F/08モデルのサスペンションリバルビング。

みなさんこんばんは。

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YAMAHA.WR250F/08モデルのサスペンションオーバーホールとリバルビングを行いました。国内外のラリーに多数参加されているお客さまです。WR250Fは国内のイベントで使用していく予定という事です。滑りやすい林道での接地感の向上を特に考えて作業しました。フォークはKYB製のオープンカートリッジです。COMP側の構造に特徴が有ると思います。COMP側は柔らかい方向で、リバウンドピストン側はゆっくりと粘りのあるフィーリングが出るようにセットしてみました。

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フロントフォークオイル同様、リアショックオイルも汚れが進んでいました。また窒素ガス圧も10BARを下回る数値でオイルに気泡がかなり目立ちました。通常のメンテナンスのみでも走行フィーリングの向上が期待できると思います。リアショックもリバルビングを行いました。ラリー仕様車ですので車両重量も増してきます。今後のスプリングレートの選択の事もいろいろ考えながら作業を行ないました。

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いよいよ本番といったこの頃だと思います。セッティングは上手く決まりましたでしょうか。またご連絡をお待ちしています。レース、楽しんできてください。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ハスクバーナTE150のメンテナンス。

みなさんこんばんは。

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ハスクバーナTE150のメンテナンスを行っています。走行を開始してからおおよそ一年という事です。HSQ/KTMでは16モデルからのニューエンジン、自分にとっては初めての分解組み付け作業になりました。一年走行後の結果です。ピストンは写真で見るよりも減っていました。メンテナンス時期としては良いタイミングだったと思います。150は旧エンジンよりもショートストロークだって事を初めて知りました。。汗

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ヘッド形状を変更できるんですね。オプションで何種類か有るのだと思いますが、前のエンジンではサンド路面用の一番パワーの出るタイプを125SXで試した事が有ります。SXSオプションパーツでした。凄くパワフルで面白かったです。

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とにかくシリンダーが軽量でびっくりしました。ディメンションZの確認を行ないましたが、規定値どおりでした。この構造でしたらまず早々に狂うことは無い筈です。

今週中に納車予定です。明日サスペンションメンテナンスを行います。

本日もお疲れ様でした。

 

 

 

 

4/21(土)

みなさんこんばんは。

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NSR50用、WPモノショックのオーバーホールを行いました。レースで使用されているお客さまです。4014FUSIONタイプを車両に合わせて作ったリアショックだと思います。練習走行のセッティング中にリザーバーホースのボルトが緩みオイルが幾らか抜けてしまったということでご依頼いただきました。OHのタイミングとしても良かったと思います。細部まで点検しました。リザーバーホース付きのリアショックはエア抜きがなかなか難しいのですが、しっかり抜けきるまで時間を使います。

レース直前の作業で少しスリリングでしたが、問題無く走行出来てリザルトも上々だったとご連絡をいただきました。お役に立てて安心しました。ご用命いただきありがとうございました。

 

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少し珍しいリアショックだと思います。WPリアショックのオーバーホールを行いました。サブタンク付きのシリンダー径40MMのリアショックです。てっきり14MMのピストンロッドだと思ったのですが、12.4MMのタイプでした。このロッド径のオイルシール関連パーツは入手が難しくて、新品交換してもオイル漏れがなかなか止まらない時があります。ここのところシールヘッド自体を加工してオイル漏れのリスクの少ないオイルシールに交換しています。加工は外注作業になり、リアショックの構造に精通していて加工技術も高い業者様にお願いしています。セイクレッドグランド様、いつもお世話になっています。

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スプリング塗装も行ないました。こちらはいつもお願いしているカドワキ様です。相変わらずきれいな仕上がりです。

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お客さまより取り付け後の写真を送っていただきました。ひとまず上手く取り付け出来たという事でよかったです。オイルシール交換、ピストンロッド研磨、サブタンクを始め各部Oリング類の交換、バンプラバーの取り付け等、しっかり作業しました。その後、走行フィーリングは如何でしょうか。お仕事のご用命をいただき、誠にありがとうございました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

今週もお疲れ様でした。ご連絡をいただきましたお客さま、大変ありがとうございました。GWまであとわずかです。いただいています作業や新規の作業、しっかり間に合わせたいと思います。

それではみなさん、良い週末を。

 

 

 

KTM85SX/04モデルのサスペンションオーバーホール。

みなさんこんばんは。

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KTM85SX/04モデルのサスペンションオーバーホールを行いました。中古車で購入された車両で、走行前にサスペンションの状態を確認したいという事でご依頼をいただきました。少し前のモデルになりますが、85SXのリアショックはこの頃からツインチャンバータイプです。現行のエクスプローラーPDSリアショックと同じ構造をこの頃から採用していました。最先端のリアショックです。ちなみに当時のSXSリアショックも同様の構造で、エンデューロ/モトクロスモデルのスタンダードはニードル制御タイプでした。

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フロントフォークのオーバーホールです。リアショック同様、オイル汚れもそこそこな感じで状態は良かったです。一点、コンプレッションアジャスターからオイル漏れがありました。年数を考えると漏れが無くても作業しておきたい内容です。その他オイルシール類、ブッシュ類など、オーバーホールキットを使用してすっきり仕上げました。

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その後の走行フィーリングは如何でしょうか。お仕事のご用命をいただき、誠にありがとうございました。

 

KTM250EXCF.SIXDAYS/14モデルの点検。

みなさんこんばんは。

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KTM250EXCF.SIXDAYS/14モデルの点検整備を行いました。車両は最近中古車で購入されたという事ですが、ダート走行無し、全体の走行時間も殆ど伸びていない極上中古車でした。ほぼ新車納車整備といった内容になりました。ステムベアリング、前後ホイールベアリング、スイングアームの付け根のベアリングなど、グリスアップを行いました。新車時はグリスは当然入っていますが、シールリップの淵にはグリスが行き届いていません、たっぷり塗っておくと二年三年後のベアリングの耐久性に差が出ると思います。

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FI車両ですので、スロットル関連の配線を中心にカプラーにシリコングリスを詰めました。腐食防止のためです。その他各部ボルトのグリスアップ、グリップワイヤリング、緩みやすいボルトにネジロックなどの作業を行ないました。

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右側のフロントフォークの作動に違和感が有りましたので点検しました。WP/4CSタイプのフロントフォークです。本来カートリッジ内は完全ではありませんが密閉されていて、ピストンロッドを押し込むと反発して戻ってくる構造です。ロッドを動かしてエア抜き作業を暫く行なってみたのですが、なかなか正常な動きにならず、最終的に分解を行いました。原因はカートリッジの内径8MMのシールが痛んでいたみたいです。ピストンロッド内にもオイルが入り込んでいましたので、リバウンドアジャスターのOリングも一緒に交換しました。殆ど走らせていない車両でも何年か経つと解らない物だと勉強になりました。

KTM歴は相当長いお客さまです。何年か離れていて久しぶりのKTM車購入という事でした。相変わらず良い車両ですので気に入っていただけると思います。またご連絡をお待ちしています。お仕事のご用命をいただき、誠にありがとうございました。

 

4/14(土)

みなさんこんばんは。

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KTM250EXC.SIXDAYS/13モデル、PDSリアショックのオーバーホールを行いました。購入されてから初めてのオーバーホールという事です。と聞いて経過年数なども考えると何となく作業を行なうテンションが上がってきます。笑  リバウンドアジャスターの固着は良くあるトラブルです。アジャスターの回収を慎重に行いました。固着したアジャスターは無理に回転させると折れてしまいますので、動かない事に気が付いた時はそのまま放置が良いと思います。

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年数と共に、しっかり走行されてきた雰囲気でした。ピストンロッドの研磨、消耗パーツ類の交換を行い仕上げました。

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問題無く走行出来ていますということでご連絡をいただきました。遠方からのご依頼をいただき、大変ありがとうございます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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beta.RR2T.250のリアショックオーバーホールを行いました。こちらも今回が初めてのオーバーホールとなります。レース、また練習走行も合わせてしっかり走行していらっしゃるお客さまです。オイル汚れが相当に進んでいましたのでシリンダー内壁を確認したところ、かなりの変磨耗がありました。

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ザックス製のリアショックです。このタイプのシリンダーヘッドは分解するのが初めての作業だったのですが、WPやOHLINSほど強固にネジロックされていなくて心配していた程の難易度では有りませんでした。シリンダー内壁はWPC処理を行いました。P1040994

ダンパー効果も改善されていると思います。その後の走行フィーリングは如何でしょうか。いつもご用命をいただき、誠にありがとうございます。

 

 

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そして久しぶりの土曜日深夜作業です。笑 SHERCO/300SEFRのリアショックについて。少し前にシート高で10MM程のローダウン加工を行いました。ローダウンする事によってリアショックが柔らかくなったフィーリングでした。現在のスプリングレートは1レートソフトの48N/MMです。ダンパーを強めにして走行すると良いフィーリングで走行出来るのですが、ダンパー固くなるのが納得出来ず、今回はスプリングをノーマルの51N/MMに戻しました。当初は固くて乗れなかったスプリングです。これは興味深いです。合わせて暫く放置していたWP/TRAXを使ってみたいと思います。こちらも使用していない間にいろいろ考えていました。まずは自分に合ったスプリングを探してみようかといったところです。今回準備したのはTRAX標準の45N/MMから1レート下げて42N/MMという内容です。

今週もお疲れ様でした。強風の日が多かったですね。お問い合わせをいただきましたお客さま、大変ありがとうございました。

明日レースのかたも多いと思います。楽しんで、頑張って下さい。

それではみなさん、良い休日を。

 

 

 

KTM250EXC/03モデルのメンテナンス。

みなさんこんばんは。

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KTM250EXC/03モデルのメンテナンスを仕上げました。フロントブレーキのタッチが今一歩だったためエア抜き作業を行ないました。症状がなかなか改善されなかったために最終的にキャリパーのOHまで至りました。車両はモタード仕様に変更されていますので、4ポットのベルリンガーです。このタイプは初めて行う作業でしたがカッチリ仕上がりました。

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リアブレーキマスターシリンダーを04以降のパーツに変更しました。理由はリクルスのハンドブレーキを取り付けるためです。一番重要なボルトピッチがすんなり合って良かったです。ペダルのプッシュロッドの位置合わせはディスタンスカラー一枚を追加して違和感無くセットできました。リクルス装着後の写真が無く失敗しました。申し訳ありません。。

 

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最後にサスペンションのOHを行いました。長く使用しているうちに縦線の当りが出てしまったフロントフォークインナーチューブです。研磨して仕上げました。

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WPリアショック、07モデルまでのタイプは組みつけにいくつか注意しなければならない点があります。オイルシールヘッド/ブッシュのセンタリング、シールヘッドとNO1ピストン/NO2ピストンのセンタリングなど、確実に行いました。

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大変長らくお待たせいたしました。汗 シーズンインに間に合いました。結構過激なマシンだと思います。車両と人間の慣らし運転を暫く行っていただければと思います。安全運転でお願いします。

いつもご用命いただきありがとうございます。

本日もお疲れ様でした。