みなさんこんばんは。
RM125/81モデル、リアショックのオーバーホールを行いました。ビンテージ車両になります。このタイプのリアショックは他にもYZ系等、時々作業を行なっています。ピストンロッド径は14から18MMまで有りシールヘッドの構造もそれぞれです。まずは分解点検を行い内容を確認します。アルミのシリンダーボディーですので、大抵のショックはオイル汚れが相当進んでいます。今回は18MMロッドのタイプ。オイル汚れも相当でした。オイルシールヘッドは汎用タイプを準備して、高さ調整を行いセットしました。ピストンロッドの錆びも相当進行していましたので再メッキ加工を行っています。その他サブタンク関連のOリング(フリーピストンタイプです)類を交換しました。ダンパー効果は新品時に比べると低下していると思いますが、とにかく今後オイル漏れやガス漏れが無いように確実に組み付けました。
きれいに仕上がりました。走行フィーリングに問題は無いでしょうか。不具合などありましたら、何でもご相談下さい。
KTM450SMR/13モデル、フロントフォークの車高調整を行いました。筑波のシリーズ戦に参戦されているお客さまです。車両購入後にローダウン作業のご依頼をいただき、今回が二回目の作業になります。昨シーズン微調整を行いながら上々(と僕は思います)の成績でシーズンを終えました。今回は更に20MMのローダウンを行いました。ローダウンカラーの製作と、元々のスプリングがそのまま使用出来るようにスプリングリテーナーを製作してノーマルリテーナーと交換しました。
インナーチューブに縦傷、には至りませんが、気になる模様が多数入っていました。右側が修正後です。今後の様子を注意したいと思います。
新しいシーズンが始まりますね。今年も結果報告を楽しみにお待ちしています。いつもご用命いただき、誠にありがとうございます。
今週最後の作業です。SHERCO300SEFRの初回走行は上々でした。笑 17モデルとは大きな変更は無いみたいですが、300SEFRは初めて所有する車両ですので満足度が大きかったです。250と比べると当然ですがトルクは十分です。まだしっかり回していませんが、高回転もかなり伸びそうな印象でした。アクラボビッチの構想もありますが、当面は全然このままで行けそうなエンジンフィーリングです。それ以上の排気量の4サイクルよりもパワー感も有りませんし車体は250と同様ですので、自分にとっては良いとこ取りなマシンだと思いました。目線を向けるだけでその方向に旋回するようなSHERCO独特のハンドリングもそのままです。購入して本当に良かったです。
サスペンションは去年モデルまでと同様でリアショックはWP4618、フロントはWP4860オープンカートリッジです。慣らしを終えない時期のこの組み合わせはやっぱり自分にとっては相当固い印象でした。去年モデルまでは即リバルビングや現物交換を行ってきたのですが、今回は微調整を行いながら慣らし運転を行いたいと思います。SHERCOノーマルの良いフィーリングを味わってみようかと。そんな気分です。フロントフォークはスプリングプリロードスペーサーを3MM抜きました。リアショックはスプリングレートを48N/MMへ変更。1レート下げて様子を見ます。4シーズン目ともなると、過去のデータもありますし、気分的にも少し余裕が出てきたかな(笑)と思います。
今週もお疲れ様でした。お問い合わせ、お仕事のご用命をいただきましたお客さま、大変ありがとうございました。
ここ何日か本格的に寒いです。風邪などひかぬよう、オフシーズン沢山練習しましょう。
ではではみなさん、良い休日を。