月別アーカイブ: 2018年5月

KTM350SXF/12モデル、エンジンメンテナンス。

みなさんこんばんは。

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KTM350SXF/12モデル、エンジンメンテナンスを行いました。モトクロス走行オンリーでレースや練習走行を行っています。ピストンリングを交換するのは今回が初めてだと思います。モトクロスでは国際B級の腕前のお客さんですので状態を心配していましたが、思っていたよりも全然きれいでした。

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エンジンヘッドも分解点検しました。インテークバルブが減り始めといった状態でしたのでこれを交換しました。

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大変お待たせしてしまいましたが、本日完成しました。その他ステムベアリングの交換とスイングアームのグリスアップ、各部点検を行いました。フィーリング向上している筈です。いつもご連絡いただき大変ありがとうございます。

 

 

 

KTM250EXC.SIXDAYS/16モデルのサスペンションオーバーホール。

みなさんこんばんは。

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KTM250EXC.SIXDAYS/16モデルのサスペンションオーバーホールを行いました。久しぶりのOHだったと思います。分解点検の内容から、しっかり乗っていらっしゃるお客さまの印象です。まずはリアショックの作業から行いました。リバウンドアジャスターが固着気味でしたので、無理に回転させずゆっくりとアジャスターを取り外しました。錆が浸透していたクランプ内の洗浄/グリスアップを行うためにピストンロッド/アンダークランプを分解しました。

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サブタンクの壁面です。フリーピストンとの当たりが悪く偏磨耗していました。ガス室とオイル室をピストンのOリング一本で隔てています。再使用はリスクがありますのでタンクを交換しました。KTM純正パーツではシリンダーまでのコンプリートになるパーツですので、リーズナブルに済ませるべく在庫品の中古パーツを使用しました。

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T-BOXというスプリングリテーナーが装着されていました。過去に試運転した事があるのですが、何だかとても良い乗り味でした。初期作動がとても良いんです。その時は構造を理解していなかったのですが、今回腑に落ちました。笑 ニードルベアリングのグリスアップ、受けのプレート二枚の研磨、スプリングのグリスアップを行ないました。

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フロントフォークの作業です。シムの隙間に異物がかみ込んでいる事がありますので、ナットを緩めてシムの隙間を作って洗浄しています。

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4CSフロントフォークのカートリッジ8MMのシールは必ず交換します。アウター室とカートリッジ内を仕切るとても重要なシールです。

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きれいに仕上がりました。次回の作業もしっかり行いたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

5/24(木)

みなさんこんばんは。

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KTM150XC/17モデル、フロントフォーク修理を行いました。先日のクロスミッションでインナーチューブに深い傷が入ってしまったという事でした。特別ハードなセクションを走破していくレースです。何らかの対策を練る必要がありますね。笑 再メッキが必要な内容でしたが、次回走行予定までの時間が無かったのでこちらにある在庫品を使用しました。お客さまのチューブは引き取らせていただきました。

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オイルシール類も交換して完成です。いつもご用命いただきありがとうございます。

 

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KTM950スーパーエンデューロR、リアショックのローダウン加工を行いました。ダート走行で足付きを改善したいという事で、40MMの調整を行いました。軽量ビックツインで山遊びを楽しんでいるお客さまです。メンテナンスも今回が初めてでした。サブタンクとフリーピストンの当たりが良くなくて、タンク内面に傷がありました。KTM純正パーツでは単体で入手出来ないパーツです。これも運良くたまたま在庫していたタンクがあり対応できました。

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オイルシールヘッド/ブッシュのセンタリングを行います。EXC系の現行タイプは行う必要が無い作業です。このショックは少し前のパーツを使用していました。オイルシールはxリングタイプでオイル漏れのリスクはありますが、フリクションレスという意味では今のモデルを上回ります。個人的に、現行モデルで試しても面白いと作業していて思いました。

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無事に完成しました。取り付け後のフィーリングは如何でしょうか。フォークとのバランスが上手く取れると良いのですが、またご連絡をお待ちしています。いつもお世話になりありがとうございます。

 

明日からJEC中日本大会のレースサポートのためお店はお休みとなります。来週月曜日から通常営業に戻ります。どうぞよろしくお願いいたします。

本日もお疲れ様でした。

 

 

WPツインショックのオーバーホール。

みなさんこんばんは。

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WP4014ツインショックのオーバーホールを行いました。定期メンテナンス作業の他、外観をリフレッシュという事でアルミパーツ類にアルマイト加工と塗装を行いました。ピストンロッドはゴールドのチタンコーティングを施しました。全て外注作業を依頼しました。一つ一つとてもきれいに仕上がっています。

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とてもきれいに仕上がりました。粉体塗装はカドワキコーティング様。分解が面倒な箇所を上手く加工していただきました。対応していただきありがとうございました。オーバーホールも確実に出来ているはずですが、走行フィーリングに問題はございませんでしょうか。お仕事のご依頼をいただき、誠にありがとうございました。

 

5/19(土)

みなさんこんばんは。

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WP/4014.リアショックのオーバーホールを行いました。ピストンロッド全体に傷が多く再メッキを行いたかったのですが、納期がタイトだったため何とか研磨にて修正しました。かなり入念な作業の結果です。何となくこのタイプのリアショックはピストンロッドの損傷が多い気がします。オイルシールヘッドがシリンダーボディーにねじ込みでセットされている構造です。何となくの感じですが、当たりがきつくなるのかなあと思います。

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オイル汚れもかなり進行していましたので、ロッドとアンダークランプまで分解しての作業で結果的には良かったのだと思います。消耗したパーツ類をそれぞれ交換しました。

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サブタンク別体のリアショックはエア抜き作業に特に気を使います。この作業で仕上がり後の性能が大きく変わってくると思います。ジムカーナ競技で活躍されているお客さまです。今シーズンも頑張って下さい。

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DT230ランツァのリアショックをオーバーホールしました。今回が初回のOHという事です。オイルシールが特殊な形状のため、通常は汎用品のオイルシールヘッドをコンプリートで交換しています。価格もリーズナブルで作業も楽になるのですが、今回は何とこのパーツが長期BOでした。今後のメンテナンスも考慮して今回はシールヘッドを製作しました。

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走行フィーリング良好というご連絡をいただきました。とても安心しました。気軽に町乗りやツーリング、本格的なオフロード走行も可能な車両だと思います。今後も幅広く楽しんで下さい。

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KTM125EXC.SIXDAYS/13モデルのフロントフォークローダウン加工を行いました。去年の夏にリアショックのローダウン加工を行っています。今回はその寸法に合わせて50MMの調整を行いました。メンテナンスも久しぶりだった様子です。カートリッジ内のオイルが外に出ている症状で、適正な作動が出来ていませんでした。まずはしっかりとした性能を取り戻す事を注意しながら作業を進めました。スプリングは50MMの調整に対するスプリングを製作。適正なスプリングプリロードを加えてセットします。

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きれいに仕上がりました。遠方からのご用命をいただきいつもありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

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私事です。明日はSHERCOで走行予定。という事で最近引っ張り出してきたWP/TRAXのオーバーホールを行いました。前回ソフトスプリングを試してみた結果とても良いフィーリングでした。購入して何回か走行した後にロックセクションや丸太越えセクションでとても固い印象でしたので、早々に柔らかくリバルビングを行いました。まずはスプリングの選択を行わなければならなかったのですが、ほんと駄目ですね、回り道をしました。笑 再度ノーマルのシムセットに戻しました。もう一度じっくりセットしていく予定です。

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明日はライディング仲間にお願いしてリアショックをもう一本。KTM用のPDSエクスプローラーリアショックです。何種類かセットしてきた中で一番固めの仕様です。この仕様を使っているのは前橋君。遅ればせながら乗ってみたいと思います。

今週もお疲れ様でした。お問い合わせまたご来店いただきましたお客さま、大変ありがとうございました。

ではではみなさん、良い休日を。

 

 

ハスクバーナTE125/16モデルのサスペンションローダウン加工

みなさんこんばんは。

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HSQ.TE125/16モデルのサスペンションローダウン加工を行いました。調整寸法はシート高で30MMです。山遊びを中心に楽しまれているお客さまです。分解点検も今回が初めてになります。リアショック、フロントフォーク共に状態は良好でした。リアショックの交換パーツは最低限になりました。ショックのタイプはKTMと異なり、WPのリンケージ付きのモノショックです。

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フロントフォークシール類、カートリッジシャフトの8MMオイルシールは確実に交換しました。フォークのタイプはWP/4CSです。軽量で初期作動の良いフォークです。オイルは5番の中でも最も柔らかい粘度を使用します。

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お客さまから完成写真をいただきました。雪もすっかりなくなりましたね。とても良い風景です。走行フィーリングも良好という事でとても安心しました。遠方よりいつもご用命いただき誠にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

SHERCO.125SE-SD/18モデルのサスペンションオーバーホール。

みなさんこんばんは。

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SHERCO125SE-SDのサスペンションオーバーホールを行っています。コスモ2DAYSエンデューロに参加する車両です。しっかり洗車を行いサスペンションを取り外しました。仕上がりまでもう少々だけお待ち下さい。

本日もお疲れ様でした。

 

 

KTM250EXC/14モデルのメンテナンス。

みなさんこんばんは。

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KTM250EXC/14モデルのメンテナンスを行っています。サスペンションローダウン作業をメインに、エンジンの調整も行っています。クラッチの切れが今一歩という事でしたので、アウターカバーを開けて点検しました。このモデルはクラッチのスチールプレートが三種類の配列なのですが、パーツリストと見比べたら違った寸法の物が混ざっていました。おそらくこれが原因なんだと思います。現在パーツの取り寄せを行っています。その他スターター関連パーツの組み付けチェックなど行います。完成まで今しばらくだけお待ち下さい。

本日もお疲れ様でした。

 

5/12(土)

みなさんこんばんは。

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一年位前からハードエンデューロにはまってしまったという若者三人から続けてフロントフォークオーバーホールのご依頼をいただきました。三人とも同じチームで活動しています。CGC、日野ハードED、CROSS MISSIONなど積極的に参加されているとの事。なんだか凄く楽しそうです。笑

まずはHSQ.TE125/16モデルの4CSフロントフォークのオーバーホールから。4CSフォークは軽量で初期作動がとても良いフォークだと思います。他メーカーでは例の無いインナーカートリッジの構造です。分解組付けにはクランピングツールを中心に沢山の特殊工具を使用します。オイルの汚れ、劣化が進行していましたが内容物に問題は無くて、スムーズに作業が進行しました。

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日野カントリーでのJECライツにも参加されていました。それ程の難所は無いレースで物足りなかったかもしれませんが、タイムアタック、良い走りだったと思います。

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続いてKTM125EXC.SIXDAYS/12モデル。タイプはWPオープンカートリッジとなります。全体的にコンディションが良い雰囲気でしたが、インナーチューブに一箇所深い傷がありました。オイルストーンで傷口の角を落としてペーパーヤスリ、そして研磨剤で最終仕上げを行います。問題無いレベルに仕上がった筈です。カートリッジのピストンロッド内にオイルっ気がありましたので、念のためリバウンドピストンを外してアジャスターニードルのOリングを交換しました。

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アウターチューブの先端、ちょうどダストシールが納まる箇所が変形していましたので、専用の冶具を使って修正を行いました。石か何かにヒットしてしまったんだと思います。インナーチューブの傷も同タイミングだったのかもしれません。

TEAMのHPやYouTube,すごく面白かったです。笑

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こちらもHSQ.TE125/16モデルの4CSフロントフォークです。カートリッジアウターチューブに対するプレッシャータンクのテフロンガイドの当たりが悪く、動きがギクシャクしていました。内面を軽く慣らして当たりを修正しました。タンク内のXリングやOリングを始め消耗パーツ類を多数交換しました。

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全体的に小さな傷が多いインナーチューブでした。しっかり修正しましたので今後のオイル漏れには至らないはずです。

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お仕事のご依頼をいただき誠にありがとうございました。今後も沢山修行してください。笑 エンデューロを始めた頃の、なんだか新鮮な気分になりましたよ。

 

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明日は久しぶりにKTM125SXで走行予定です。キャブレターをミクニからケイヒンに交換して数回の走行です。ミクニに比べて細かなセッティングを必要としないのがとても幸せな気分です。おそらくメーカー(KTM)の基礎データがしっかりしているからだと思います。フラットトルクで安心してアクセルを開けられます。ピークパワーはミクニの方が出ている気がするのは確かなのか錯覚なのか定かではありませんが、アクセルを開けている時間が長いケイヒンのほうが速く走れるのは間違いないと思います。冬のセットから若干薄めのセットに変更しました。明日は新たに購入したサイレンサーのテストです。笑

GW明けの一週間、今週もお疲れ様でした。沢山のお問い合わせをいただき、誠にありがとうございました。

それではみなさん、良い休日を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

KTM350EXCF.SIXDAYS/15モデルのメンテナンス。

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先日より行ってきました、KTM350EXCF.SIXDAYS/15モデルのメンテナンスが仕上がりました。エンジンオーバーホールを終えて今度は車体関連の作業になります。購入されてから初回のベアリング類のグリスアップになります。リアショック付け根のハイムジョイントはかなりの痛み具合でがたがたでした。スイングアームベアリングも合わせてグリスアップ、シール周辺に当然土や砂の付着はありますが、ベアリングにはグリスも残っていて再度使用可能でした。しっかりグリスアップを行いました。メンテナンスのタイミングとしてはちょうど良かったと思います。

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ステムベアリングは交換しました。グリスは残っていましたが、フロントタイヤを取り外した状態でハンドルを左右に振るとギクシャクした動きが若干出ていました。アウターレースに錆びによる段付がありました。

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サスペンションは定期メンテナンスと、今回はリバルビングまでの作業を行ないました。写真はリアショックシリンダー内です。偏磨耗が始まっていてオイルも相当汚れていました。WPC処理を行い組み立て作業に入りました。

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リアショックリバルビング風景です。リアショックはWP/PDS、フロントフォークはWP/4CSの組み合わせです。各々初期作動を改善して全体的にダンパー効果をより感じていただける内容にセットしました。以前よりノーマルスプリングとソフトスプリングの選択に迷っていましたが、今回はトータルの走破性を考慮して前後とも1レートソフトスプリングを選択しました。主にJNCCに参加されているお客さまです。

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きれいに仕上がりました。今後もセッティングや定期メンテナンスなどお役に立てればと思います。またご連絡をお待ちしています。遠方からお持込いただき大変ありがとうございました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。