KTM350EXCFのメンテナンス

みなさんこんばんは。KTM350EXCFのメンテナンスの続きです。

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シリンダー関連の仕事を仕上げ終わった後、洗車の時から気になっていたウォーターポンプカバーからの水漏れの点検をしました。カバーガスケット(Oリング)を交換すれば直るだろうと思っていたのですが、実はメカニカルシールが原因でした。クラッチアウターカバーG/Kを在庫で持っていなかったので、少し焦りましたが、ガスケットはカバーにぴったりくっついてきてくれて助かりました。シールは同じパーツが二つ使われていて、一つはエンジンオイル側となります。どちらかのシールが痛んでも、セットされた二つのシールの中間にある通路からエンジンの外に流れる仕組みになっています。故障がわかりやすい構造です。またエンジンオイルの白濁も防いでいます。念のためシール二個とも交換しました。

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次はサスペンションのメンテナンスです。リアショック、フロントフォーク共にしっかりオーバーホールを行ないました。一点、問題があったのですが、フォークインナーチューブのボトム付近に凹みがありました(汗)。修正できるレベルの雰囲気ではなかったです。新品に交換させていただきました。残念。。。以前はインナーチューブ単体でパーツリストに出ていたのですが、現在はアンダークランプとセットとなってしまいます。単体で購入できると良いのですが。。

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意外と最後まで苦労してしまったのですが、クラッチアウターカバーが若干歪んでいて、オイル滲みが止まりませんでした。これを修正しました。外した時に何か塗ってありましたので、前のオーナーさんが修理していたようです。オイルストーンで面を仕上げて、ガスケットを新品に交換してぴったり止まりました(笑)。

予定外の修理もありましたが、仕上がり具合は如何でしたでしょうか。

お仕事のご依頼をいただき、誠にありがとうございました。

 

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