日別アーカイブ: 2020年7月24日

KTM250EXC.SIXDAYS/16モデルの車両整備。

みなさんこんばんは。

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KTM250EXC.SIXDAYS/16モデルの車両整備を行ないました。ギアが空回りする症状のセルスターター廻りの点検修理から。各部グリスアップとベンディックス及びギアの軸受けブッシュ交換を行いました。

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エアフィルターがいい感じで汚れていましたので 笑、念のためキャブレターを外して確認しました。結構砂を吸い込んでいましたので作業を行って正解でした。納車時の気温などを考慮してキャブレーションチェックも行いました。関連していませんが、近い箇所という事でカウンターシャフトからのオイル漏れも流れで修理しました。

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車体のグリスアップです。前オーナーさま時代から整備させていただいている車両です。長く時間が経っていますが、要所でグリスアップを行って来ました。ステム/スイングアームベアリング共々今回もグリスアップのみで仕上がりました。

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リアホイールベアリングの交換です。

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写真も沢山撮りました。笑 フロントフォークの作業です。空車状態で何かぎこちない動きに感じたフロントフォークですが、カートリッジ/プレッシャータンク内のスプリングがヘタって変形していました。本来単品では入手出来ないパーツだと思います。モデファイ用のレート違いになりますが、対応できました。初期作動も若干良くなる筈です。その他オイルシール類の交換とインナーチューブ研磨を行ない仕上げました。

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最後にリアショックOHを行いました。こちらもしっかり作業させていただきました。メンテナンスサイクルには至っていなかったエンジンOHはまた次回という事で。その他全般問題無く仕上がっています。

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遠方からのご用命をいただき、誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ハスクバーナTE250/17モデルのサスペンションリバルビング。

みなさんこんばんは。

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HSQ.TE250/2017モデルのサスペンションOH及びリバルビングを行いました。中古車で購入されてメンテナンス履歴が解らないという事で、メンテナンスを兼ねてリバルビングまでのご依頼をいただきました。前車両時代からご贔屓いただいていますお客さまです。いつもご用命をいただき、大変ありがとうございます。フロントフォークはWPエクスプローラーです。初期作動の向上と接地感を求めたセットにしています。

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インナーチューブに細かな傷が多数有りましたので、入念に研磨を行いました。スプリングの研磨はリバルビング作業と合わせて行ないます。オイル汚れの進行は確実に少なくなる筈です。

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メンテナンス作業として、アウターチューブ/ボトムが何かヒットさせてしまった様子で、変形していました。ちょうどダストシールがセットされる位置になります。WPフォークでは肉厚が無い仕上げになっていますので過去にもいくつか修正作業を行いました。またTOPキャップとプリロードアジャスターの間にクリアランスが出ていました。伸びきる時にコツコツという打音が出てしまいます。

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キャップを分解して修理しました。組み付け時はプリロードの目盛りをあわせる事と、アジャスターの動きが重くならない様にといった所がポイントでしょうか。

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リアショックの作業です。フロントフォークと比較して、分解点検の結果は上々でした。すんなりリバルビング作業に入りました。

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ハイスピードCOMPのシムの積層も確認しました。山走行がメインですが、レースでのハイスピード走行もされているという事で、全体的に柔らかなイメージですが大きな入力にも対応出来るようバランスを考えてセットしてみました。

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その後も問題無く走行出来ているでしょうか。今年は長い梅雨になっていますが、マディー路面も楽しいですよね。笑 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。