みなさんこんばんは。

ＫＴＭ250ＥＸＣ.ＳＩＸＤＡＹＳ/16モデルのサスペンションオーバーホールを行いました。今シーズンのレース参戦に備えての準備です。最近中古車両で購入されたばかりという事で、サスペンションのメンテナンスは初めてとなるようです。特に不具合な点は有りませんでした。カートリッジのオイルシールとシールホルダー外側のＯリングは4ＣＳの性能を維持するにあたり最も重要な交換パーツだと思います。4ＣＳはオイルをボトムから入れます。ちょっと変わっています。エア抜きをしっかり行った後最後に上から適量を加えて作業が仕上がります。

リアショックはリバウンドアジャスターが固着気味でした。アンダークランプ内部に錆が浸透している心配がありますので、念のためクランプとピストンロッドを分解してクリーニング/グリスアップを行いました。

きれいに仕上がりました。排気量アップの今シーズン、どんな結果が待っているか楽しみですね。頑張って下さい。いつもお仕事のご用命をいただき、大変ありがとうございます。引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。

みなさんこんばんは。

ＫＴＭ690ＤＵＫＥ-Ｒ/13モデル、フロントフォークオーバーホールを行いました。去年の５月頃オーバーホール作業を行ないましたが、再度オイル漏れ起こしてしまいました。インナーチューブに縦傷があり、研磨にて仕上げましたが見立てが甘かったです。。。クレーム作業として行いました。インナーチューブを再度取り外し、今回は再メッキ加工を行い仕上げました。

排気量や仕様を問わず、ＤＵＫＥ系のインナーチューブは小さな傷が入ったり変磨耗をする車両が多い気がします。今後の作業も注意深く行ないたいと思います。　大変お手数をお掛けいたしました。引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。

ＺＸ10Ｒ用、ＷＰ4618リアショックのオーバーホールを行いました。ハイスピードＣＯＭＰ、ロースピードＣＯＭＰが独立したリアショックです。ピストン径も大きく、サブタンク容量も十分な豪華なリアショックだと思います。油圧ＰＡもセットされています。分解点検の結果、ピストンロッドに幾つかの細かな傷が入っていて若干のオイル滲みもありました。お客さもと相談の結果、今後の使用状況を考慮して再メッキ加工を行いました。

再メッキ加工が仕上がって来て作業再開です。オイルシールヘッドの分解です。オイルシールはＸリングタイプが使われています。オイル漏れのリスクはありますが、フリクションが少ないタイプです。シールのバックアップリングとスクレーパーの役割と思われます樹脂製のスペーサー、またＤＵブッシュを交換しセンタリングを行い組み付けました。

エア抜き作業は通常通りしつこく丁寧に（笑）。サブタンク/フリーピストンの位置決めを行い窒素を封入しました。

一度納品させていただきました。今後スプリングレートの変更を行ないます。スプリングの入荷まで今しばらくだけお待ち下さい。お仕事のご用命をいただき誠にありがとうございます。引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。

そして今週最後の作業です。ＳＨＥＲＣＯ/ＳＥＦＲ300のリアショックオーバーホールを行いました。初回点検といったところですが、若干の寸法調整も行いました。軽快な300ＣＣですが、250に比べるとやっぱりエンジンや車体廻りの重さが伝わってきます。排気量以外は全く同じ構成パーツですのでクランクマスという一点に尽きると思っていますが、不思議です。笑　　押される感じの重さとやや腰高なイメージを車高を低くしてカバーできればと単純に考えました。まずは試してみたいと思います。タイヤも交換しました。去年モデルでも使っていたＸ20です。馴染みのあるタイヤの方が何かと解り易いかな？といったところです。

今週もお疲れ様でした。お問い合わせ、お仕事のご用命をいただきましたお客さま、ありがとうございました。

ではではみなさん、良い週末をー。

みなさんこんばんは。

ＧＡＳＧＡＳ.ＥＣ125ＳＩＸＤＡＹＳ/11モデルのローダウン加工を行いました。定期メンテナンスも兼ねての作業です。リアショックはオイル漏れをしていましたのでシールヘッド関連パーツ、サブタンク廻りのＯリングを交換しました。ローダウンの寸法はシート高で20ＭＭです。125という軽量な車両ですので、そこそこの調整で上手く走行していただけると思い提案させていただきました。

フロントフォークスプリングは、元々寸法の大きなプリロードスペーサーが入っていましたので、ローダウン寸法に対して少しだけ縮めて対処できました。本来固めのフィーリングになってしまいますが、それに至らない程度だと思います。全体的な価格もリーズナブルに仕上がります。スプリングのショート加工とプリロードスペーサーの新規製作を行いました。

フロントフォークはマルゾッキのスペシャルっぽい雰囲気です。フォークの分解作業の際にＣＯＭＰタップのボルトも緩んでしまいましたので、ついでにシムの内容を確認しました。一般的なノーマルマルゾッキよりも良いシムが使われていて、積層状態も良いと思いました。

フロントフォークシール/ダストシールはＳＫＦ製に交換しました。耐久性とフリクションの少ない良いパーツだと思います。

よろしければ走行フィーリングのご連絡をお待ちしています。上手くセット出来ていると思いますが、如何でしょうか。

お仕事のご用命をいただき、誠にありがとうございました。

みなさんこんばんは。

ＫＴＭ250ＥＸＣＦ/09モデルのサスペンションローダウン加工を行いました。トレッキング的な走行が中心というお客さまです。調整幅の打ち合わせを行い、低すぎず高すぎずという事で30ＭＭの寸法に決定しました。フロントフォークはＷＰオープンカートリッジです。ローダウンカラーをセットして。Ｌ＝465ＭＭの純正スプリングとプリロードスペーサーでスプリングの全長管理を行いました。

外傷がとても少なくて、きれいな前後サスペンションでした。オイル汚れはどちらかというとリアショックの方が汚れていて、使用感を感じました。パーツ類を確認して必要と思われるものを交換します。

今回セッティングはスタンダードに戻して出荷させていただきましたが、少し固い印象という事でご連絡いただきました。新品のフロントフォークは慣らしが済むまでしばらく時間がかかります。セッティングに関しまして、今後もアドバイスさせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。

お仕事のご用命をいただき、誠にありがとうございました。